呼吸するように描く 画家 田上允克の新呼吸展です。

オーナーのアツコ・バルーがギャラリーを開いたきっかけの一つでもあるTAGAMI作品をもっと多くの方に知ってもらいたい!という熱い思いで、今回で5回目の個展となりました。

まだTAGAMI画伯を知らない方の為に、改めてアツコさんとの出会い、発見、TAGAMIという人物の紹介をここに書きます。

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■出会い 2003年
TAGAMIこと田上允克(たがみまさかつ)の絵を初めて見たのは2003年、カラーコピーの紙の上だっだ。私のパートナー、ピエール・バルーがヤヒロトモヒロの誘いで九州のコンサートツアーをしている時、博多の画廊香月でライブをすることがあった。壁にある絵が面白いね。というと画廊のスタッフがカラーコピーをくれた、という。
見た瞬間、「これはなに?この人はタダ者ではない、絶対本物の作品を見なくては。」と画廊に連絡をとった。ところが、このTAGAMIというアーチストは謎の人物で、なかなか作品を見せてくれない。当時、京都の寺守をしていて、実家の山口に絵があるそうで、なかなか実家には戻らない、とかなんとか。やっと山口に行けたのが1年半後の2005年6月。

■発見 2005年
古い農家の納屋から次々出てくる作品はどれも目を見張る素晴らしいものだった。大小4軒の納屋にぎっしり積み込まれた作品、プラス家の中の押し入れに入った版画たち。少なくとも3万点の作品が眠っていた。私はコレクター的な収集癖はないが、アーチストへの最大のリスペクトとして作品を買いたい、とギャラリーを通じて申し入れたところ、本人は苦笑いして「私の絵は今まで誰も欲しいと言わんかったからね~」と言葉を濁す。首を振りながら「私の絵なんぞ買わん方がいいですよ」と、何と消極的な発言。売りたくないのか、と言えばそうでもないという。
ギャラリー香月の森田氏に説得を頼んで、なんとか、やっと買えたのがそれから数ヶ月後だった。

■絵なんて見たこともなかったし、好きでもなかった TAGAMI
山口県の大学を出てから、本人いわく、何にも興味がわかなかった。働くこともなしにぶらぶらしていて、30歳になった時に父親に「近所にみっともないから出て行け」といわれ東京に出て新聞配達の仕事をはじめる。そして2日目に絵画塾にふらりと入って、絵を描いてみたら面白くてやめられなくなった。という。父に頼みこんで、「一生かけてやることが見つかった、ただしお金にはならんと思うから養ってくれ。」と頼んだら、父親が死んだらどうするか、と言われ自分も死にます。と答え、納得してもらった。という。
アルバイト2日間以外、いわゆる仕事はしたことがない。ひたすら絵を描いている。ただ線を引き色を塗るのが面白くて、イメージがどんどん湧いてきて自分を追いかけてくるようになった。下描きもしなければ、塗り直しもない、描き終わったときに、筆は自然と止まるそうだ。そうやって一日3枚から7枚描いて40年以上たつ。

アツコ•バルー

■アツコバルーでのこれまでの展示
個展
○2013年6月28日(金) 〜 7月28日(日) アツコバルーのグランドオープンを飾った『好きで描いてるわけじゃないけん』天才おじさん、TAGAMI展 第一弾
○2013年11月27日(水) 〜 12月7日(土) 天才TAGAMIの秘蔵大作 展 (第二弾)
○ 2014年12月11日(木) 〜 1月12日(月) 『こんなもんでしょ』TAGAMI展 第三弾
○2016年2月6日(土) 〜 2月28日(日) 『仙人になりたいんです』TAGAMI展 第四弾

グループ展・アートフェア
○2015年3月20日(金) 〜 3月22日(日) アートフェア東京 2015 アツコバルーarts drinks talk Booth S21『野又穫・TAGAMI』
○2015年4月11日(土) 〜 5月17日(日)  野又穫・TAGAMI 展 (二人展@アツコバルー)
○2015年10月22日(木) 〜 10月25日(日) TAGAMI in Outsider Art Fair 2015 Paris