Blog – Japanese Articles

アツコ・バルーのブログです。見たもの、出会った人、好きなもの気になるもの、徒然に書いております。

嗚呼、年下の彼、Henri Gaudier-Brzeska

先日、秋晴れの週末にドーバー海峡に面した古い港街、へスティングまで絵画を見に行った。 ジャーウッドギャラリーはNPOで寄付によって運営されている。それでもちゃんと寄付する人が沢山居るのだから凄い。内容はとても良くて、今回の企画展では素晴らしい才能の女性画家レイチェル・ホワードを発見させてもらった。 http://www.rachelhoward.co.uk/Home.html/a> 2階にはこの地方に関係のある過去の作家達のコレクションがある。そこで気になった一枚の絵。...

水切り石を贅沢にすると・・・

最高の日を忘れがたくするただの石 今,ヴィクトリア・アルバートミュージアムで開催されている「贅沢とは何か?」展に出品されていた「水切り石」 24金でコーティングされ、最高のなめし革で作られたケースに納められる、ベルトに装着できるバックルもついている。 これを贅沢と言わずに何と言おうか。 もちろん、水切りした後の石を水に潜って取って来たりはしない。たった一回きり。石を指先で感じながら、サーッと投げるまでのたったの1秒か2秒間に感じる贅沢を楽しむのである。...

アートバーゼル2015年

アートバーゼル2015 初めて訪ねた。そして圧倒された。確かに展示法もセレクションも世界最高レベル。と言うかギャラリーと言う仕事がここまでの専門性が要求される仕事とは知らなかったから、自分はなんでまたこんな商売をおっぱじめてしまったのか、と目がくらむような気がした。ギャラリーもピンキリ、そのピンのピンを見せつけられた。...

ポーランドそして才能のるつぼ

5月30日から始まった「才能のるつぼ展」は私が最近出会った若い作家を中心に、日本人2人、ニュージーランド、フランス、ポーランドから8名の作家を集めた。そのなかにポーランド人、マルゼナ・チュレック・ガスさんがいる。なんと彼女と出会ったのが1ヶ月前のワルシャワだ。 彼女の作品で何が私を打ったのかと言うとまずその自由さである。彼女は町をキャンバスにしているという。...

辺境?いいえとんでもない、ヨーロッパの奇跡と言われるポーランドの元気

  ポーランドにアートとの出会いを求めて5日間行って来た  「アンジェイ・ワイダなど優秀な映画人を出した町ウーチ」 ベルリンの壁が落ちて25年がたった、しかし、ソビエト撤退の導火線となったワレサ議長率いる連帯がポーランドの港町、グダ二スクでソビエトに立ち向かったのが1980年だからもう35年前だ。あれがすべての引き金となってソビエトは自らの矛盾によって滅びて行ったのだ。 「ソビエト時代の建物は天井が低い」...

石川竜一 in Paris

by Ruichi Ishikawa 昨日、石川竜一は2ヶ月に渡るパリでの撮影を終えて日本に帰った。まだ撮り足らない、悔しい。と言い残して。 木村伊兵衛賞の受賞が決まって、明日は授賞式に出るはずである。以前書いたレポートを簡単なレジダンスの報告としてアップする事にした。将来、彼の展覧会で作品を見ていただくのが実際の報告になる。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・...

80歳年齢の違う2人の女性写真家展 Taryn Simon/ Florence Henri

4月中盤,チュルリー公園では赤いチューリップが緑の芝生に映えて、絵はがきが恥ずかしくなるくらいの風景の中、公園内、ジュードポームで開かれている写真展に行った。 2014年横浜トリエンナーレでひと際目を聞いた作品、3つの縦長の額でそろえられたシリーズで"A living man declared dead" (生きているのに死亡認定されいる人)の作家である、タリン・サイモン(Taryn Simon )の展示があった。...

距離と時間と風邪をえがく-Anne Leigniel

アンヌ・レニエル Anne Leigniel 今週の日曜日まで開かれているフランス人女性アーチストの展覧会が面白い。 駒込駅からすぐの静かな通り、東京スタデオの1階に天井の高い美しいギャラリーある。天井が高くほとんど立方体に近い白い空間。...

民謡を世界に届ける

マイア・バルー渋谷WWWライブ 4月2日 ブラジルの黒人奴隷の音楽がポルトガル人の音楽と融合してできた、ボサノヴァ。世界に出たのは50年代後半、著名なジャズプレーヤー、スタン・ゲッツが「イパネマの娘」を演奏したのがきっかけ、と言われている、そのころパリでは、バーデン・パウエルが初めてボサノバを演奏した。 ブルガリアの合唱がブレークしたのは、確か、80年代、それまでユニゾンだった歌をポリフォニーにしたから。と言われる。...